
仙台・東照宮のほど近く。「ずんだ」ではなく、あえて「づんだ」と一文字に誇りを込める名店、エンドー餅店をご存知でしょうか。
百貨店を歩けば、心惹かれるスイーツとの出会いがあるものです。先日、たまたま通りかかった仙台の大丸で、期間限定で出店されていた仙台の名店「エンドー餅店」を見かけ、迷わず立ち寄ってみました。

「365日あんこ」を追求する私にとって、この出会いはまさに必然。今回は、一口で虜になったその「づんだ」と「おはぎ」の体験を、素材と製法の裏付けとともにご紹介します☝️
メディアも国も認めた最高峰の評価
エンドー餅店は、知る人ぞ知る地元密着のお店でありながら、その実力は全国区です。
過去には人気番組『マツコの知らない世界』でも紹介され、厳選された秘伝豆を100%使用した「極みづんだ餅」や、目にも鮮やかな「5色だんご」が絶賛を浴びました。

さらに、全国菓子大博覧会においては最高栄誉の一つである「農林水産大臣賞」も受賞しています。 テレビの反響だけでなく、職人としての技術が国レベルで評価されている事実が、そのクオリティの底堅さを証明しています。
「づんだ」という表記に込められた、郷土のプライド
まず特筆すべきは、その名称です。一般的に広まっている「ずんだ」ではなく、豆を打つ(づく)という語源に忠実な「づんだ」🫛。
この一文字のこだわりは、そのまま味への姿勢に直結しています。着色料を一切使わない鮮烈なエメラルドグリーンは、宮城県産の「秘伝豆」や「青大豆」を、季節や気温に合わせて蒸し上げる時間を秒単位で調整して初めて生まれる、天然の色彩です。
物理学的な「食感の設計」:2度蒸しと2度づき
エンドー餅店の美味しさが、単なる「伝統」で片付けられない理由は、その製造プロセスに隠された澱粉(でんぷん)への科学的アプローチにあります。
おはぎの「せいろ2度蒸し」
通常よりも手間のかかる2度蒸しを行うことで、米の芯まで均一に糊化(α化)を促進。これにより、時間が経過しても澱粉の老化(β化)が起こりにくく、「冷めてもかたくならない」という魔法のような食感を実現しています。
餅の「ハイブリッド2度づき」
杵つきによる強い圧力でタンパク質の結合(コシ)を生み出し、さらに餅つき機による2度づきできめを整える。この工程が、独特の弾力性と、プツッと切れる歯ごたえの黄金比を生んでいるのです。
| 工程 | 手法 | 期待される効果 |
| おはぎ | せいろ2度蒸し | 澱粉の完全な糊化による、老化抑制と口溶けの向上 |
| お餅 | 杵+機械の2度づき | 粘弾性の最適化による、力強いコシときめの細かさの両立 |
実食:五感を揺さぶる2種のおはぎ
今回私がいただいたのは、王道の「づんだ」と「あんこ(つぶ)」のおはぎです。

づんだおはぎ
蓋を開けた瞬間に鼻腔をくすぐる、枝豆本来の野性味あふれる香り。あえて残された豆の粒感が、噛むたびに素材の甘みを解放します。「豆を食べている」という実感がこれほど強いづんだあんは、他に類を見ません☝️

あんこ(つぶ)おはぎ
北海道産小豆の風味を殺さない絶妙な炊き加減。2度蒸しされたお米の粒が、しっとりとした粒あんと一体化し、喉を通る瞬間の「解け方」が秀逸です。噛むほどに米の甘みとあんのコクが溶け合う計算され尽くしたバランスです✨

厳選された宮城県産素材のポテンシャル
美味しさの土台を支えるのは、信頼のおける宮城県産素材の数々です。
- 餅米: 石巻産、減農薬・減化学肥料の最高級「みやこがね」。
- 豆: 宮城県内契約農家による「秘伝豆」「青大豆」。
- 水と火: 季節に合わせて蒸気の強さを調整する職人の手仕事。
「その日についたお餅は、その日のうちに」。保存料を使わないからこそ味わえる、生きたお餅の生命力がそこにあります。
まとめ
エンドー餅店の魅力は、手間を惜しまない「足し算の工程」と、余計なものを入れない「引き算の素材選び」の高度な融合にあります。
- 「づんだ」の香りを体感したいなら、極(きわみ)シリーズを。
- お餅の真髄を味わいたいなら、当日中の実食を。
たまたま大丸で見かけた幸運に感謝しつつ、次回はぜひ仙台の本店で、つきたてのさらなる衝撃を味わいたいと思います。本物の「づんだ」を求める方は、催事情報や本店への訪問をぜひチェックしてみてください。
【店舗情報】
- 店名: エンドー餅店
- 場所: 仙台市青葉区東照宮(JR仙山線 東照宮駅からすぐ)
- ポイント: 人気商品は午前中に完売することも。事前の予約がスマートです。
最後まで読んでご覧いただきありがとうございました🎵

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