京都・出町ふたばの「名代 豆餅」。

大阪高島屋での争奪戦を勝ち抜き、ようやく手に入れたその戦利品を前に、私たちはある残酷な物理法則に直面します。
それは、「本物の餅は、数時間で石化(老化)し始める」ということ。

うそやん……昨日まであんなに柔らかかったのに、もうダンベル並みに固いやん💦
保存料ゼロ、純粋なもち米だけで作られた「誠実さの証」ではありますが、翌朝の少し締まった姿を見て、肩を落とした経験はありませんか?
「賞味期限は当日中。もう、あの感動は味わえないのか……」

いや、諦めるのはまだ早い。これは絶望やなくて『第二形態』への進化の始まりや!
そんな絶望を、歓喜に変えるリメイク術があります。
それが、フライパン一つで完成する「禁断の焼き豆餅」です。
目次
なぜ「フライパン」なのか?リケジョの選択
トースターではなく、あえてフライパンを出すのには理由があります。
それは、「熱伝導の精密なコントロール」です。
トースターは放射熱で表面を急激に焼きますが、フライパンは伝導熱。弱火でじっくりと芯まで熱を届けつつ、接地面に完璧な「お焦げ(メイラード反応)」をデザインすることができるのです。
【実践】失敗しない「焼き豆餅」の工程
1️⃣ノンオイルの聖域: テフロンのフライパンを熱し、油は一切引きません。餅本来の香りを守ります。
2️⃣餅との対話: 固くなった豆餅を並べ、弱火でじっくり。

3️⃣メイラード反応の追求: 底面が黄金色になったら裏返します。

4️⃣救出のタイミング: 餅がぷくっと膨らみ、表面がパリッとしたら即、お皿へ。

実食レビュー:焼くことで起きた「3つの劇的変化」

① 豆の香ばしさが「直火焼き」レベルに
生の時はホクホクしていた赤えんどう豆が、焼くことでカリッと香ばしく変貌。フライパンの面で直接焼かれた豆は塩気がよりシャープに立ち上がり、甘いあんことのコントラストが強烈になります。
② 究極の「外パリ・中とろ」食感
表面は揚げ焼きしたかのようにパリッと軽く、中は驚くほど「とろ〜り」と伸びる。このテクスチャの二重奏は、購入直後の「生」の状態では絶対に味わえない、焼き豆餅だけの特権です。
③ 餡が「温かい瑞々しいスイーツ」へ
温まったこしあんは、小豆の香りがより強く感じられます。まるで出来立てのおしるこを食べているような、とろける甘さが復活します。
📝 Researcher’s Note:豆餅リメイクの科学的考察
リケジョボディビルダーとして、この現象を放置するわけにはいきません。なぜ焼いた豆餅は、ここまで人を狂わせるのか。その分析結果です。
- デンプンの再糊化(さいこか):餅が固くなるのは、デンプン分子が再結晶化する「老化」という現象。これを再加熱することで、デンプンは再び「糊化(アルファ化)」し、つきたて以上の柔らかさを取り戻します。
- 味覚の対比効果の増幅:加熱により赤えんどう豆のナトリウム(塩分)の分子運動が活発になり、甘味を強調する「対比効果」が最大化されます。
- エネルギー代謝に関する仮説(0kcal理論):物理学的見地から言えば、加熱時に熱エネルギーとともにカロリーが一部揮発している可能性があります。また、餅の形状が円形(球体に近い)であるため、遠心力によってカロリーは常に外周へと拡散し、摂取時には実質的に消失しているという結論に至りました。(笑)

カロリー? 大丈夫☝️豆餅は丸いから、カロリーは遠心力で外に逃げていく。実質0kcalやね!
まとめ|「焼き」を知れば、ふたばはもっと自由になる
「当日中に食べきらなきゃ」というプレッシャーは、もう不要です。
むしろ、翌朝の「焼き豆餅」を食べるために、1〜2個多めに買っておく。これこそが、大人の、そして通の楽しみ方ではないでしょうか。
※なお、この焼き豆餅は“生の瑞々しさ”を神聖視する人には向きません。
あくまで、固くなった餅に新たな命を吹き込み、背徳感に浸りたい挑戦者のみにおすすめします。
💡 あわせて読みたい
そもそも、この入手困難な豆餅をどうやって手に入れるのか?大阪高島屋での攻略法(販売時間・予約・曜日)については、こちらのメイン記事で詳しく解説しています。




コメント