いととめぼた餅を、ベーグルに挟んでみた朝☀️

「マツコの知らない世界」でも絶賛された、「飲めるおはぎ」として有名ないととめのぼた餅。飲めるおはぎと言われるくらい滑らかなのはありがたいけれど、一瞬で無くなってしまうのは、正直ちょっと儚い。研究者としては「液体でも固体でもある物質」として興味深いんですが、ボディビルダーとしては普通に「噛みたい。挟みたい。ついでにバターも乗せたい。」でした。ということでベーグルに挟んでしっかり味わうことにしました。名付けて「いととめぼた餅あんバターベーグル」。見た目と味わいに大満足でした👏
減量期でも、私は「あんこは切らない」と決めています。今回、いととめのぼた餅で作ったこの一品を食べて、あらためてその確信が強まりました。理由は、バターが舌の上で結晶から液体へと変わる、あの数秒間の”口どけの変化”にあります。年間200個以上の和菓子を食べてきた私ですが、これほどの満足感を得られるのは強く記憶に残りますね。
2026年7月現在、こうしたパン×和菓子の掛け合わせは増えていますが、なぜ「ぼた餅×バター」がここまで相性がいいのか。今日はそこを、筋肉研究者としての視点も交えて分解してみます💪
いととめのぼた餅について
つぶ餡でもち米をやさしく包んだ、昔ながらのぼた餅。甘さは控えめで、もち米の粒感がしっかり残るタイプです。「マツコの知らない世界」でも紹介され、その柔らかさから「飲めるおはぎ」「ぬれおはぎ」と呼ばれています。

365日あんこ🫘として日々あんこと向き合ってきた私自身として言えるのは、いととめのあんは水分が多すぎず締まりすぎてもいない、ちょうど中間の炊き加減だということ。これが、後述するバターとの相性の良さにつながっています✨

作り方(というほどのものでもないですが)

- ベーグルを半分にカットし、軽くトーストする
- 温かいベーグルの上に、いととめのぼた餅をのせる
- その上からバターをのせる
- バターは完全に溶かしきらず、固形部分を残したまま挟んで完成
バターを全部溶かさないのが、私なりのポイントです。理由は次の章で解説します。

一口目、ぼた餅のもっちりとした甘さの後に、バターのコクがふわっと追いかけてきました。ベーグルの噛みごたえもあるので、ただ甘いだけで終わらない、満足感の強い一品です。……大会直後に食べたら、白目剥くくらい感動するやろな〜🥺

🔬 サイエンスメモ:バターとあんこが出会うとき、口の中で何が起きているか
バターは常温でも「固体」に見えますが、実際には複数の脂肪結晶の形(多形)が混ざり合った状態にあります。中でもβ’型という結晶は、なめらかな口どけをつくる形として知られています。
ここに温かいぼた餅が触れると、接触面のバターだけが局所的に融点を超えて液状化します。固体のバター・液体化した脂肪・あんこの水分が同時に口の中に広がる、この「固体から液体へ変わる」数秒間こそ、あんバターが単なる「甘い+塩気」以上の満足感を生む理由だと私は考えています。
この絶妙な水分バランスだからこそ、バターの脂肪の膜が「固体から液体への変化」をやさしく包み込み、口の中で分離しにくいのだと思います。パサつきがちな粒あんや、逆に水分が多すぎるこしあんよりも、実はこの組み合わせに向いていると感じます。
バターの健康効果、正直に言うと
結論から言うと、バターは「体に悪いもの」でも「積極的に体に良いもの」でもなく、得意なことと苦手なことがはっきりしている食品です。
- 得意なこと:体の中で作れないビタミンA・D・E・K2(脂溶性ビタミン)を含む。植物油にはあまり期待できない、バターならではの良さです。
- 苦手なこと:続けて食べると「悪玉コレステロール」ことLDLコレステロールが上がりやすい(2025年版 米国Dietary Guidelines Advisory Committeeの系統的レビューより)。
ちなみに酪酸(短鎖脂肪酸)も可食部100gあたり約3g含まれ、腸内環境や糖代謝への好影響が報告されています(『Food Research International』誌より)。ただし、その多くは食物繊維由来の酪酸を対象にした研究です。”バターを食べること”自体を検証したものではなく、効果には個人差もあります(JCI Insight誌より)。
2016年のメタ解析(『PLOS ONE』誌)でも、バター摂取量と心臓病・糖尿病・寿命に明確な差は出ていません。増やすべきでも減らすべきでもなく、バランスの中で量とタイミングを決めればいい食品というのが、今の科学の立ち位置です。

研究者として科学データを読み、競技者として毎日欠かさず体重計に乗ってきた身として言えるのは、コレステロールも体脂肪率も「一度の食事」では動かないということ。だから私は体重、体脂肪率、見た目を毎日チェックしながら、あんこは「ここぞ」というタイミングの楽しみにしています。
・Food Research International誌(2024年):乳製品中の酪酸含有量に関するレビュー論文
・JCI Insight誌:食事性酪酸と代謝改善に関する研究
・米国 2025年版 Dietary Guidelines Advisory Committee:飽和脂肪酸の食品源に関する系統的レビュー
・PLOS ONE(2016年):バター摂取と総死亡・心血管疾患・糖尿病リスクに関するメタ解析
💪 ボディビルダー視点:あんバターを減量期にどう扱うか
栄養最適化の観点で見ると、バターは脂質、ぼた餅のもち米とあんこは糖質中心という、マクロ栄養素がはっきり分かれた組み合わせです。私は大会前の減量期でも、糖質と脂質を完全には切りません。むしろトレーニング前後などタイミングを選び、「いつ・どれだけ」を管理することの方が、長期的なボディメイクでは重要だと実感しています。
このベーグルは、その日のトレーニング強度に応じて「ご褒美」にも「補食」にもなる、扱いやすい一品です。
よくある質問
脂質と糖質が同時に入る組み合わせなので、量とタイミングの管理は必要です。私自身はトレーニング前後など、身体が栄養を使いやすいタイミングに合わせて楽しんでいます。
私は有塩バターを使っています。あんこの甘さに塩気が入ることで、味の輪郭がはっきりします。
本当ではありません。腸活成分として話題の酪酸も、多くの研究は食物繊維由来が対象で、バターそのものを食べて痩せるという根拠は現時点ではありません(詳しくは本文をご覧ください)。
まとめ
いととめのぼた餅とベーグル、バターという組み合わせは、見た目以上に理にかなった一品でした。脂肪の結晶が溶けていく数秒間を、これからも和菓子と一緒に楽しんでいきたいと思います✨





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